テレビで通販の番組をみていると、巨匠のだれそれ先生作、認印・銀行印・実印の「豪華手彫りの印鑑3点セット」などという言葉を耳にするときがあります。
認印は日常生活の中で使用する印鑑、たとえば郵便書留や宅配便の荷物の受け取りのときにサインがわりに使用される、いわば三文判と呼ばれる印鑑です。銀行印とは銀行や信用金庫金庫など各種金融機関に口座を設けるときに、最初に届け出る印鑑のことをいいます。よくたんすの中に通帳と一緒にいれてはいけないと言われるやつです。
では実印とは、いったいいつ使うのでしょうか。
まず実印とは、あらかじめ市区町村の役場に印鑑登録をしてあり、印鑑登録証明書を受けられる 「印鑑」 を指します。実印は不動産の売買や車の購入、遺産相続・法人の役員になる時・公正証書・保証人になる時などなど、重要な契約を結ぶときに捺印します。本人が居なくても、委任状を持った代理人が、「その本人」の実印を捺印することで、間違いなく本人によってその契約が締結されたものと判断されます。
そういう意味では、実印の重要度といえば「本人を証明するもの」という点でパスポート並みに重要度が高いです。もちろん同じ印影の印鑑が存在してはいけないので、通常は自分だけの実印を印鑑屋さんに行って作ってもらいます。実印は買いに行くのではなく、作ってもらいに行くのです。
「自分を証明するもの」ですから、実印を極めて使いこなしていかなければなりません。